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たべものはどこからやってくる?」 Tamiさんの声

たべものはどこからやってくる? 作:アゴスティーノ・トライーニ
訳:中島知子
出版社:河出書房新社
税込価格:\2,200
発行日:2017年07月05日
ISBN:9784309278308
評価スコア 4.42
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みんなの声 総数 30
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  • グローバルです。

    良くも悪くもグローバルな食育絵本です。
    日本ではあまり馴染のない食物や栽培方法などが登場するので、
    小さな子がそのまま勉強になるかというと、ちょっと違うかも。

    我が家は田舎にあり、田んぼも畑もそこかしこにあります。
    食物の成長の様子も日常的に見られます。
    漁港も養鶏場も養豚場もあります。
    猟銃で仕留めたイノシシ肉をいただく機会もあります。
    だから食育絵本がなくても息子はある程度の知識はあります。

    しかも繰り返しですが、この本はグローバルな食育絵本です。
    日本では、水の張った田んぼに直接種をまくなんてことは聞いたことがないです。
    苗床に種をまいてある程度成長した苗を植えます。
    いわゆる田植えです。
    白い米をサイロで保管する絵もありますが、
    日本では、もみ殻ごと、もしくは玄米で保管です。
    うちの地域では米袋を倉庫に詰んで保管してます。

    トウモロコシを収穫するとき、
    葉っぱも茎も、トウモロコシも黄色だけど、
    私の地域では全部緑色のままです。
    黄色になっちゃったやつを収穫するのは、種用か、ポップコーン用かしら。
    他の国ではこうなのかしら。

    漁のシーンでは、追い込み漁とか囲い込み漁というのかな。
    マグロだけですし。
    私の地域では網漁が基本です。
    その次に多いのが一本釣りと素潜りです。

    そんな感じで、日本、もしくは私の地域との違いに気づかされながら読みました。
    子どもに食物はこうできるんだよと、
    そのまま伝えることができないけど、
    ただ、何だかこの本、ごちゃごちゃしていて楽しいのです。
    子どもはこういうの大好きなんですよ。
    「外国では、こうやって米を作るんだねー」
    「うちの地域ではこうだよねー」
    なんて会話を楽しみながら読むことになりそうです。

    投稿日:2017/07/04

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