ベタなダジャレ本かと思ったら、れっきとした日本民話の再話でした。
山口県に伝わる昔話だそうです。
ある村の、働かずに遊んでばかりの若者が主人公。
若者はある日、小さいつぼの中にいた小さな男に出会い、不思議な体験をするのですね。
この男、同居の者が遊んでいると大きくなり、働くと小さくなるとは、
インパクト大です。
でもそのおかげで、働くことの楽しさを知るきっかけになったのですから、
そのめぐりあわせに敬服します。
マイナスイメージがある、働くということですが、
こんな喜びもあるということが伝わってきます。
一種の教訓話でもあるのですね。
なかなか滋味深い昔話です。
小学生くらいからでしょうか。