最初の子の出産祝いにいただいた本です。それ以来下の子が2歳になる位まで、毎晩寝かしつけの時にこの本にのっているこもりうたをうたってきました。
後書きに、慶応大学言語文化研究所の教授が「今日、子どもたちのまわりは、スイッチ操作ひとつで聞こえてくる機械音で満ちあふれており「日本語を静かに、表情をもって話すことがいかに大切か」「自然な歌がどんなに美しいか」に気が付かないまま大人になってしまうかもしれず、これはたいそう悲しいことです。子どもたち、とくに乳幼児にとってもっとも自然な歌は、日本のわらべうたやこもりうたです。この絵本に収められている日本のこもりうたは、音楽的にも形が整っており、とりわけ歌いやすく、しかも覚えやすいものばかりです。」と書いていますが、まさにその通りだと思います。
私は子どもが生まれてすぐこの本と出合い、自然なこもりうたで子育てをしてこれたことをとてもラッキーだったと思っています。(他は怒ってばかりだったり、いい子育てしてきたとはとても言えないのですが・・・)
この本を贈ってくれた友人には今も感謝しています。少しでも多くの人がこの本のような美しいこもりうたと出会って、次の世代へ受け継がれていくことを願っています(ちょっと大げさですが。。。)
出産祝いにもおすすめです。