子供を叱らずに付き合っていくにはどうしたら良いのか?
おそらく多くの親が考えることではないでしょうか。
自分が子供だった頃とは、ゲームやパソコン、携帯電話の環境が大きく変わっているとはいえ、学業に向き合わず、何かに夢中になっていて、親の思い通りに動いていなかったというのは、どの時代でも同じなのでしょう。
そんな、「子供の頃」を忘れてしまった大人に、子供と付き合っていくにはどうしたら良いのか、子供に寄り添うにはどうしたら良いのか、ということについて、考えるきっかけを与えてくれています。
この本で声を大にして伝えているのは、「子供と親は別人格だ」ということです。
分かっていても行動に移しにくい、問題の根底には、このことをまず理解すべきなのだということを繰り返し伝えてくれます。
大人というのは子供の延長上にある筈なのに、子供のことが分からなくなってしまっている、困った生き物だと、この本を読んでいて考えさせられました。