働き者のとっさまとぬるさくの息子、という表現にまず笑ってしまいました。
とっさまは精魂込めて作った作物を
ぬるさくの息子に任せて、心配ではなかったのだろうか?
そんな風に思いますが、息子の行く末を考えると、
自分でお金に変える力を身につけさせることも重要なのでしょう。
ぬるさくの息子が考え出した「ちゃっくりかき」という売り文句は、
実はなかなかセンスがあると思うのです。
が、それを活かす快活さと人柄がいまいちだったのかなと思いました。
最終的には普通の売り文句をとっさまに教えてもらい、
無難に売りさばく。
何から何までとっさまに頼っているところが歯がゆく感じられますが、
何しろぬるさくですから、
平穏に世渡りをする術をまずとっさまから習うのが一番大事なのでしょうね。
でも、ぜひ来年も「ちゃっくりかき」の売り文句を使ってみて欲しいと思いました。