娘(4歳)には、単調なだけの絵本とうつったかもしれません。いそがしい両親にかわって、毎日をベルと一緒に過ごす住み込みお手伝いさんのビー。月曜日はこうして、火曜日は何してと、ルーティーンワークをこなした後に、家の階段を降りて、下に広がる海岸へ。特別なことはなく、ただただ一緒に過ごすだけの毎日・・・ゆっくりゆっくり時が流れる淡い淡い穏やかな思い出の中・・・ベルがひとりで海に入り、おぼれそうになったのを必死になって助けてもらった時のことが鮮やかに甦る・・・そして最後のページのひと言にベルとビーの結びつきを思ってぐっときます。
子供は見守ってくれる人が必要な存在。
守られていたことに気づくのは充分におおきくなってからのこと。
娘には、この気持ちに共感できるようになってからまた読んでほしいです。