梶山さんのきつねの絵が可愛いな〜と思って、図書館で借りてきました。
なので、この絵本で取り上げている「のせぎょう」という1つの行事のことも、言葉としては全く知りませんでした。
ナビの皆さんの評価は5つ☆と高かったのですが、
私にはこの内容で、「のせぎょう」のことがあまりよく理解できませんでした。
「のせぎょう」の説明文だけ、人間の子どもの側からになっていて、
きつねの母親が「のせぎょう」のおかげで食べ物にありつけたことをありがたがるくだりがどうも腑に落ちなくて……。
読み手として、気持ちがどっちつがずになってしまいました。
できたら、きつねの立場で自然界に生きるむずかしさを見せることで統一するか、人間の側からの目線にするかどっちかにしてほしかったです。
でも、この絵本を読んだことで、「のせぎょう」について考える切っ掛けができました。