どちらのお話も、かわいい絵とともに楽しめました。
サーカスの旅のお話では、犬たちと仲良しで心も通じ合ってると思っていながらも、どこかで人間のほうが上なんだと思いあがってる人間の心理を、皮肉な感じで描いていて面白かったです。
そのとおりの夢が見れる薬のお話は、こんな薬あればいいのにと私も思ったことがあります。欲張りすぎて不本意な結果になるのは、人間誰もが経験あるかと思います。私も食べ放題に出かけて、腹八分目でおさえればいいものを、食べ過ぎて、逆に苦しくなってしまったり…
人間の痛いところをついてくる星新一さんのお話、そうなんだよね〜と思い当たるふしを感じて、ちょっと反省しながらも楽しく読めていいですよね。