高学年の子ども達に紹介しようと思ったので、まずは私が読んでみました。
ヘアドネーションの存在は知っていましたが、1つのウィッグを作るのに、30人分もの髪の毛が必要だということも、寄付する髪の毛は、31センチ以上必要なことも知りませんでした。
寄付された髪の毛で作られたウィッグは、何らかの理由で髪が生えてこない子や、抗がん剤の治療のために髪が抜けてしまった子などに、無料でプレゼントします。
女の子なら髪の毛を伸ばしたり結んだりして、ヘアアレンジを楽しむ気持ちがわかると思うので、ウィッグをプレゼントされたら、どれだけ嬉しいか、想像できると思います。
この本を読んで「自分も髪も寄付して誰かの役に立ちたい!」「何らかの理由で髪が生えてこない子の気持ちに寄り添いたい」と思ってもらえたら嬉しいです。
そう思わなかったとしても、こうした活動をしていることを知ってもらうことに意味があると思うので、それだけでも価値があると思います。
この本の著者印税は、医療用ウィッグを提供するNPOの団体に全額寄付されるそうなので、本を購入して読むことも、活動に参加することになるので、ぜひ購入して読んでほしいです。親子で読める本なので、一緒に読んで、家族で意見交換をしても素敵だと思います。