おかあさんには、ひみつだから。
一生懸命理由を考えて、シロクマくんはおかあさんからはなれます。
これだけ聞くと、子離れのための話?と思ってしまいますが、
そうではありません。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、シロクマくんはひみつのことを完成させていきます。
そして、とうとう、うれしくて、うれしくて、もうおかあさんにはひみつにしておけなくなってしまいます。
そのひみつは・・・・。
お母さんをビックリさせたい、でも、ひみつをだまっていられない、もうだまっていなくてもいい、はやくいいたい・・・
シロクマくんの、ドキドキワクワクが、伝わってくる絵本でした。
同時に、おかあさんのおどろき、うれしさも伝わってきます。
特殊印刷で、シロクマくんがフワフワしているのも、かわいらしさを倍増させています。
【事務局注:このレビューは、「シロクマくんのひみつ」 2004年刊行 に寄せられたものです。】