たまたまパラっと開いたら、ものすごい量の「もち」と迫力満点な鬼たちが描かれていたので、鬼と餅?と不思議に思い、最初から読んでみました。
三河の昔話だそうです。でも、ストーリーは色々な昔話が合体したような話でした。最初は、「おむすびころりん」のお餅バージョンと言ったところでしょうか。そして待っているのは、ネズミ達ではなく、鬼達。最後は、「3枚のお札」のような展開でした。
昔話に対して、面白いとか面白くないとかコメントを付けるのはどうかと思いますが、ストーリー的には、どこかで聞いたことのある話だなぁという感じでしたが、絵がとにかくすごいんです。半田強さんの描く鬼達の迫力は本当にすごい!! 鬼の出てくる絵本としてイチオシです。でも、鬼の大将の口からとった餡子や餅のカスはいただけないなぁ(笑)
私もなんでも足りないものを沢山だしてくれる、鬼のすりこぎが欲しいです。なんか、『こどものとも』が年長さん以上にこの話を選定したのが分かるような気がします。