船好きで有名な柳原良平さんが書いた船の絵本「ばいかる丸」!
昔のままの形の復刻版で読みました。
分厚い固い紙質、ちょっと図鑑のような作りの製本。手触りとか、印刷された時の色合いとか、味わいを感じました。
絵本と、一口に呼んでしまってよいのかわからないほど、分かりやすく丁寧に枚数をかけて描かれている作品です。
大正10年に生まれた1隻の大型船「ばいかる丸」。その後、時代時代に合わせて用途を変え、船体の色を変え、長く働き続けた船にスポットをあてた作品で、とても面白かったです。
もともと舟の好きな作者の言葉なので、テキストも分かりやすく読みやすかったです。
この本が最初に出版された(1965年の)時点で、「ばいかる丸」は
“今から40年以上も前の話です。とはじまっているので、
今から考えると100年近く昔に造船された船なんですね。
すごい歴史です。その後、「ばいかる丸(極星丸)」がどうしているのか、知りたくていろいろ検索してみたのですが、よくわかりませんでした。
「船」だけでなく、乗り物関係のブックトークなどした時に、子どもたちに紹介してみたいです。