動物たちを囲っている大きな赤い壁。
誰も、この壁に疑問を感じないけれど、
知りたがりやのねずみだけは、
この壁はなぜできたのか、壁のむこうには何があるのかが知りたくてたまりません。
こういう気持ちって、とても大切だけれど、
くまのおじいさんが言っていたように、
あるのが当たり前だから不思議に思わない。
こんな風に考えてしまう人は多いのではないでしょうか。私もその一人です。
そして、赤い壁は、心の壁でもあるのかな。
勝手に一人で心を閉ざしてしまうことがありますが、自分が勝手に壁を作っているだけなのかもしれません。
いくつになっても、ねずみくんのような、壁のむこうを見てみたいという勇気は必要ですね。