乳歯が抜けたら、丈夫な大人の歯になるようにと、屋根に投げたり土に埋めたりするおまじないを知っています。
でも、生活環境の変化でそんなことが難しくなって来ました。
それではどうしたら良いんだろうという疑問と、そもそもどうして歯を屋根に投げるのだろうという疑問に答えるような、つけいるようなお話です。
新しい歯が出てくるための役を行うねずみがいるというのです。
そんな空言を楽しくさせてくれるのが、ビオレタ・ロピスの絵です。
ページをめくるごとに挿し絵のような、絵画のような、ユニークなイラストが目を楽しませてくれました。
とても楽しい絵本です。
ビオレタ・ロピスの他の作品が見当たらないのが残念です。