子どものことを、よく理解している加古里子さんの作品。
帽子ひとつでもこんなに多くの種類の帽子があるんですね。絵を見ているだけでも、本当に楽しいです。
だるまちゃんが欲しがるものは、いつも普段の生活の中に、ヒントがあって、子どもたちの見立て遊びに、ぴったり。
てんぐちゃんが持っているものを、だるまちゃんが欲しがると、大きなだるまどんは、その要望に答えようとしてくれます。そんなだるまどんが、またいいですね。ストーリーは繰り返しの言葉が出てきて、結末も満足のいくもの。
加古里子さんの子どもたちへの愛情も伝わってきます。