知りたがりやの「ちいさいくもさん」は、どうしても山の向こうの広い世界を見たくて仕方ありませんでした。ある時、やっと遠くに飛ばしてもらったくもさんが見た世界と、遊びすぎた太陽によって引き起こされたその世界の危機。くもさんの涙がその危機を救います…。
絵がとても幻想的できれいです。くもはお花(雪の結晶?)をちりばめたように描かれています。娘は「男の子なのに髪の毛が長いの?」と言っていましたが、本当に女の子みたいなかわいさです。
ちいさくなってしまったくもさんは、結局もとの世界には帰れないのかなぁ…こうやってくもって消えていくのかなぁ…読み終わった後に話しながら、娘は夢の世界に入りました。