このシリーズが人気だと聞いて、図書館で何冊か借りてきました。小学校3年生の長男に勧めると、面白がってあっという間に読んでしまいました。
この「数字に強くなる」編は、数字のトリック(売るために誤魔化されそうな点など)をどう見破るかなどの話でした。1000mlで150円のコーラと1500mlで210円のコーラはどちらが安いのか、など全体的に損得の計算で貫かれています。
また、多数決は一度とればそれがみんなの意見を反映したことになるのか、という話や、同じ500円の価格でも欲しい人には安く感じられ、不要な人には高く感じられるというようなことも書かれています。
「なぜ勉強しないといけないのか」と子供に聞かれたら、「将来騙されずに賢く生きていくために必要」だと答えるという話を以前どこかで読みましたが、ちゃんと算数の勉強をしておかないと、すぐに騙されて損するということが小学生にもよくわかる本でした。
小学校中学年くらいにオススメです。