「幸せの絵本 家族の絆編」に紹介されていた作品で
児童書が楽しくなってきた息子達に、図書館で借りてきました。
賢い女の子・ポリーを食べようとオオカミが練った作戦は、
ジャックと豆の木、赤ずきん、3匹のこぶた、七匹の子ヤギなど、
昔話に出てきた方法をそのまま使ったもの。
息子達は「これ○○のお話でしょ!」と得意げに指摘しながら
昔話のようにはうまくいかないオオカミの情けない結末を、ニヤニヤと聞いていました。
実は、オオカミがあれこれ言わずにポリーに襲いかかってしまえば、
ポリーを食べる機会はいくらでもあるのです!
でも、オオカミ自身、作戦通りの展開にこだわってしまい、結局撃沈。
息子達は、強いオオカミが小さな女の子にしてやられるのが痛快な様子でしたが、
私は、本が好きで、生真面目ゆえに抜けているオオカミに親近感さえわき、
オオカミに肩入れして読んでいました。
キャサリン・ストーさんの軽妙なストーリーはどんどん読め、
掛川恭子さんの訳がとても自然で、長くても読み聞かせしやすかったです。
小学生位のお子さんにおすすめです。