サンタ服の可愛い女の子がアップになっている真っ赤な表紙に惹かれて手にとりました。
クリスマスらしいあったかい楽しいお話かと思いきや、ちょっと切なくもなるお話でした。
主人公の女の子ポポちゃんのおじいちゃんはサンタさん。いつもクリスマスはほったらかしにされているポポちゃんが、ある年かぜをひいたおじいちゃんの代わりにプレゼントを配りに行ったことで世の中には色々な境遇の人がいることを知ります。戦争している国の子供にはランプに火を灯すためのマッチと絵本、家族を知らない孤児たちにはケーキとポポちゃん一家の写真。
読んだあと子供と「自分たちの生活がとても恵まれていて幸せな生活なんだね」という話をしましたが、6才の娘でギリギリ理解できる感じだったので小学生でも中学年以上が読んで考える本かなと思います。
読み聞かせる場合、普通のスピードで読んで7分でした。