イラストが、ものすごく中南米のインディオを想像させられますが、どちらかというと北米のさらに北の方の地方に伝わるお話をまとめたものらしいです。
ルーパン(男の子)とラポウィンザ(女の子)は、仲良しの幼馴染で、一緒に歩いている時、ラポウィンザはうっかり「月」の悪口をいってしまい、「怒った月」にとらわれてしまいます。
ルーパンは彼女を助けるために、空に矢をはなって、はしごを作って、天界へ乗り込みます。
そんなルーパンを天界に住む不思議な衣装のおばあさん(私はひそかに太陽の化身と見た!)が、「怒った月」からラポウィンザを助ける協力してくれます。
なんとか、月にとらわれていたラポウィンザを助けたものの、逃げ出す途中で「月」に気づかれ、追いかけられてしまうルーパンたち。
あわや!というとき、何度も助けてくれたのは、不思議な衣装のおばあさんがくれた4つの品物でした。
それらは、ある時は大きな湖となり、またある時は高く険しい山となってくれるのです。
子どもたちが追いかけられているシーンは、さながら日本の昔話の「三枚のお札」ようじゃあありませんか?
もしかしたらこの両者のお話のルーツは同じなのかな?と、想像してみたくなりました。
全く違く国の昔話なのに、不思議ですね。
最後にローパンたちは地上に戻って、めでたしめでたしとなるのですが、「月」がなんでこんなに悪者に描かれていたのでしょう…?