戦後の混乱期に文学を志そうとした私の父は
この大変な時に文学とは何事だ!と家族の猛反対を受けました。
フレデリックを読んで、ふと、そのことを思い出しました。
さて、自分はどうだろう。
どんな状況でもフレデリックでいられるだろうか。
そして、どんな状況でも
フレデリックを称える仲間のねずみでいられるだろうか。
うちの子にはまだ難しいかな。
特に今は、へそ曲がりで屁理屈大王の時期に差しかかったので少々危険かも。
曲解してしまいそうなうちは、積極的に薦めることはしないつもりですが、
いつか、ここぞ!という時が訪れたら、そっと傍らに置いてあげたい絵本です。