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赤い大地黄色い大河 10代の文化大革命」 ヒラP21さんの声

赤い大地黄色い大河 10代の文化大革命 著:アンコー チャン
訳:稲葉 茂勝
出版社:今人舎
税込価格:\2,090
発行日:2005年08月
ISBN:9784901088374
評価スコア 3.5
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  • 文化大革命とは何だったのだろう

    10代の時に、文化大革命に呑み込まれてた作者の自伝的な絵本です。
    それまでの日常が壊され、作家としての文化人だった父親が否定され、糾弾される側に立たされるという、著者としては消化しきれない不条理の中に立たされます。
    この絵本を読んで、狂気と恐怖を感じました。
    思想という武器は、時としてこのような暴走を行うのでしょうか。
    文化大革命とは一体何だったのでしょうか。
    その時代を生きた著者の語る生々しい事実を、充分には理解できません。
    私はそのような社会にいないからです。
    文化大革命は毛沢東の死によって終わりました。
    20年前に出された本だから、今の中国の不気味な行動と直接結びつくものではありません。
    ただ、そのような歴史があって、そのような体質のある国であるような気もしました。

    投稿日:2024/10/15

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