まずこの絵本を開くととても美しい色使いと絵の素晴らしさにうっとりしてしまいました。そして、このエリオット、とても愛らしくて可愛いなって思いました。
うちの1歳の赤ちゃんは私がおもちゃ屋さんで見つけてプレゼントしたぞうの小さなぬいぐるみが大好きでいつでもどこでもそのぞうのぬいぐるみの鼻を小さな手いっぱいに持って口元に当てています。このぬいぐるみがないと落ち着かないのか、寝る時にも必ず持って寝ないと大泣きをして起きてしまうほど気に入っています。
なのでこのエリオットを見ていると何だかうちの赤ちゃんが持っているぞうさんみたいで何だかすごく、まるで自分の子供を見守るような気持ちでこの絵本を読みました。
誰にも気づかれなくてもきっとそんなあなたを必要としている人がいる、そんなことをそーっと教えてくれる、そんな絵本で、なんだか勇気が湧いてくるような気がしました。
そんなに文章はないのに、素晴らしい絵と短い文章でも十分何が言いたいのか、どう感じているのかがすごく分かりやすく描かれていて、子どもに読んであげるのはもちろん、大人が読んでもすごく何か気づかされるものが有る、そう思いました。
誰ひとり意味のない人はいない、大勢に認めてもらえなくても一人に認めてもらえればそれで十分。そしてその一人がどれだけ大切な存在になるか。すごく素敵な絵本だと思いました。
子供にも何かしら伝わってくれていると良いなと思うと同時に、ぞうさんの大好きなうちの赤ちゃんが大きくなって、この絵本を読んであげていろいろな事を感じ取ってくれたらいいな、そう思いました。
素敵なねずみさんとの出会いが有って、本当に良かったね。
本当に素晴らしい絵本だと思うので、大切な人への贈り物や、お誕生日のプレゼント、クリスマスのプレゼントにも最適だと思います。