ヨシタケシンスケさんの独特の視点で、目が見えない人のことをユーモアいっぱいに子どもたちにも分かりやすく描いています。とても丁寧に慎重にこのお話を作り上げたんだなという努力を感じました。
この絵本を読んでいると、五体満足で生きている人間が必ずしも完璧というわけではないと気づかされます。さらにもっと「便利」な体で生きている宇宙人もいるかもしれないという考え方がおもしろいですね。誰かの「できないこと」「ないもの」をピックアップするのではなく、自分ももしかしたら足りていないのかも?不便な部分もあるのかも?と思うところから、どんな人に対しても平等に見る視点を育てるのかもしれません。
気軽な気持ちで読んだらとても深いお話でした。