「はじめてのたまご売り」というタイトルだけ見て、小さな子どもがお母さんに頼まれて、一人で市場でたまご売りをする・・・というようなストーリーだと思っていましたが、全然違いました!
にわとりのオリビアが、いろんな鳥の仲間たちのうみたてたまごをパリに売りに行くんです。超特急に乗ってパリに着いたオリビアは、たまご市のことはすっかり忘れてデパートで素敵なドレスを買い込み、パリ見物に興じてしまいます。カフェ・フロールでくつろぐにわとり、人間顔負け。くすっと笑ってしまいます。
ラストはほんわか心和ませる展開が用意されていますよ。小学生くらいなら楽しんで読めるでしょうし、大人にもお勧めですが、小さな子どもにはピンとこない内容かな?と思ったので評価は「ふつう」にしました。