安房直子作品が、昔から好きなので、私用に借りてきました。
この話、昔文庫で読んだことがあります。自分なりの想像の世界では、繊細な絵のイメージでした。
この絵本では、絵が力強い感じで、作品に合わないのでは?と心配したのですが、そんなこともなくよく合っていると思いました。
息子も反応が薄いかな?と思っていたのですが、子鬼が出てくるところなどは、じっと見ていました。
雪窓というおでんの屋台のおじさんには、美代という亡くなった子どもがいました。おじさんが、美代が亡くなった時のことを思い出す場面では、私が泣けてきそうでした。
寒い冬のお話ですが、雪窓の明かりのように、心がぽっと温まるお話です。