小さなゾウのエリオットと一緒に暮らしているねずみが家族たちのところへ帰って、エリオットが留守番で一人、散歩をしていたときの絵から寂しさが伝わってきました。一人でいるとき、家族たちの楽しそうな姿がまぶしくエリオットの目に映ってしまう気持ちも解ったか、エリオットの絵と文章を読み進めていくうちに泣いてしまいます。映画館から外に出たときの風と雪がエリオットの心の内にある寂しさと辛さと悲しさをまるで、示しているようでした。ねずみがエリオットを家族の一員に迎え入れてくれたところもじんときます。エリオットが一人きりにならなくて良かった、もう一人じゃないんだって最後感動しました。