寒い寒いゆきのよるのお話ですけれど、とっても
あったかい気持ちになりました。
おじいさんと、むーくんと、どうぶつたちの物語。
雪の夜って、すべての音が閉ざされて、静かな感じが
しますけれど、この物語の中でもあまり音はしません。
いえ、てぶくろをあむガシャガシャガシャという音や
どうぶつたちがやってきて、まどガラスをこつこつと
たたく音などはするのです。でも、決してうるさくなくて
小さな音のような気がするのです。
二俣さんが小樽出身のせいでしょうか。
「ここって絶対北海道だよね」と、北海道に長いこと
住んだことのある夫と話しました。かわいらしいダルマストーブや
雪の中のきしゃの絵を見ながら。何度か冬の北海道を訪れて
いる娘もたぶんそう感じたと思います。
ダルマストーブも欲しくなりますし、編み物が趣味の私は
おじいさんが使っている手袋の編み機にも興味津々です。
いいなあ。