子供の学校にも外人の子供が何人かいます。
見た目や服装が違うだけで、どうしても周囲から視線が飛んでくる。
嫌な気持ちになることもあるだろうなと、この本を読んでいて改めて思いました。
ただ、この本に登場する行き違いの幾つかは、学校への編入時に確認などをすることで解消出来そうなこともありました。
学校や先生にその配慮を求めるのは大変なことかもしれませんが、子供達みんながお互いに理解しあい、尊重しあえるようになるには、そのひと手間が必要なのだろうと感じました。
子供同士というのは、大人以上に感情がストレートなので、疑問に思うことに不快感が出がちなのではないかとも思いました。
これから先、日本には多くの外国人が住む可能性がある以上、お互いが気持ちよく理解し、友好な人間関係を築いていくためには、全員を平等に扱うにとどめるのではなく、まさにこの本で紹介されているような相互理解についての学びを学校全体で取り組むべきなのではないかと思いました。