しかけ絵本という事で、一歳半の息子には早いと思いつつ見せてみたら、かなり食いつきがよい。ただし、すてきな仕掛け部分を狙いにいっているので、破かれたら大変と一旦置いておくことに…。
大人でも楽しめる本なので、あせらずまたゆっくり。
過去、現在、未来で、タイトルの通り「宇宙はどういうものだと想像しているか」をイマジネーションたっぷりに、解説&図像化した本。
古代の天動説と地動説が学べる部分では、プトレマイオスが考えた「帽子型宇宙」というのを、帽子の仕掛けをめくると宇宙のイラストが出てくるように描いてあり、驚きと分かりやすさが素晴らしいです。
宇宙好きにはたまらない、深い色使いも魅力で、どんどんページをめくりたくなります。
解説も長すぎず、大人だと小一時間もあれば読み終わってしまいますが、現在?未来は最近の研究結果や予測も載っているので、知らない事がたくさんあって面白いです。
歴史上、いろんな人が宇宙に想いを馳せ、宇宙の形状を想像してきていて、様々なパターンがあるのだな、とこの歳になって…と思いますが、宇宙観が少し変わりました。
息子も少しずつでも理解して、科学好きになってほしいという母の願いを受け止めてくれる絵本だと思いました。