今年はこれをクリスマスプレゼントにしたいと思っています。
そろそろ「サンタさんの存在」を目に見えるものではないのかも?なんて考え始めている年頃のお子さん向けだと思います。
一人でじっくり眺めつつ、この作品の楽しさを味わって欲しい。
もちろん大人の方も、ニヤリ・クスクスしてしまうこと間違いなしです。
日没の頃、上空を見上げ吼えまくる犬が大きな家の周りに一匹。
興奮し家族に知らせようとする目。
イヴの夜がやってきて、子どもたちはベッドへ。
パパ・ママへ挨拶。
うるさく吼えまくる犬。
屋根の上には、車型そりを運転するトナカイとサンタ。
犬だけ必死に吼えてます。
サンタが、煙突を擦り抜け降りたところで待ち構え吼え続ける犬。
尋常じゃない犬の吼え方に起きるパパ。
サンタと鉢合わせするも・・・。
登場する家族の台詞は、ひとつもありません。
ただただ、犬の吼える声だけが、見開きいっぱい文字になっています。
文字の中には、「ワンワンサンタワン・・」というのもあって、笑ってしまいます。
この日本語の犬の吼え声の手書き文字も、日本語版が出された時に作者のサンディ・ターナーさんが書かれたそうです。
サイレントナイトのはずが、どこの家でももしかしたら犬だけにはサンタさんが見えていて、家族に必死に知らせようとしているのかもしれませんね。
極めつけは、サンタさんの残していった洋服の端布。
お洒落なエンディングですねぇ〜!
ユーモアとウィットに富んだ夢のある作品です。
やはり今年はこれにします。