いがみ合っていても、やっぱり姉妹(#^^#)と思わせる
とてもアットホームな一冊。
「呪い」などというおどろおどろしいタイトルからは、想像できないのですが・・。
この物語のミソは、魔女がのろい飴をくれるのでなく
のろい飴キッドに自分で呪いを吹き込んで作成するところ。
ひごろはいがみ合っていても、肝心の呪いの言葉には、
なんとなく手加減というか・・でもいいところもあるよ・・という、
ゆり戻しのような思いも重なり
とても手ぬるい「のろい飴」になってしまいます。
それはめぐりめぐって魔女の口に入るわけですが
なんだかおいしい飴になっているというところも、ほのぼのします。
ラスト、事の顛末をカラスに聞く魔女も、なんとなく微笑ましく感じられました。