訳者《北村太郎》さんの後書きを読むと、この絵本に描かれていることがよくわかります。
その時代時代に合わせて、サンタ・クロースと仲間の妖精たちがいかに『クリスマス』の一大イベントの仕事をこなしてきたか、レスリー・ブリカス(作者)の想像力で面白おかしく描かれています。
絵はエロール・フ・カインという方が描いています。
各キャラクターたちや小道具など細かいところまで丁寧に、かつコミカルに描かれていて楽しい絵でした。
特に、「どんなスパイにも見つからない倉庫」らしき場所の場面が個人的には気に入っています。
文字はとても多い絵本ですが、その分絵もたっぷり描かれているので、
周りの大人たちが読んであげれば、4・5歳くらいから小学校低学年くらいのお子さんたちが楽しめる作品だと思います。