沖縄をこよなく愛した作家・灰谷さんにはめずらしい
擬人法で描かれた星砂の男の子のお話し。
ちょっと聞きなれない海の生き物がたくさん出てきて
これは何ぞやと後で調べたのもたくさんあり、
それでも坪谷さんの幻想的なイラストで
遊泳しながら穏やかにお話は進んでいきます。
(星砂をイラストにするって難しかっただろうなぁ)
次第に明るいページが急に暗くなっていき、
星砂のお母さんが戦争は人間だけでなく
この美しい海も被害にあったとぼうやに語ります。
もう戦争で誰もが傷つきませんように
それを願わずにはいられません。
いつか綺麗な沖縄の海を子供達だけにでなく
私もこの目で見てみたい。