こどもの幸せを願う親の気持ちが綴られている作品です。
この絵本を読んでいて、娘がうまれてすぐの頃の記憶がよみがえってきました。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」と頭ではわかっていても、疲労と睡眠不足、そしてはじめての育児への不安で体も心もボロボロになり、何をしても泣き止まない娘と一緒に自分もポロポロと涙をながしていました。
そんな状況でも、娘が将来どのように成長していくのかがとても楽しみで、寝顔をみながらいつも想像していました。
どんな声でおしゃべりするのかな
どんなものが好きになるのかな
どんな大人になるのかな...
そして眠る前にいつも、「このこの人生が幸せで満ちあふれますように」と祈っていました。
この絵本は、そんな気持ちを代弁してくれる、まるで親からこどもへ贈る手紙のようだと感じました。
娘が大人になったら、もう一度この絵本を読んであげたいです。