ブルガリアのむかしばなし。
王の命で、金の鳥を探す3人の王子のおはなし。
末の王子が、援助者であるおじいさんの言いつけを守り、見事手に入れる様子はハラハラドキドキです。
何度も何度も試練が与えられ、失敗もしますが、しっかりと前に進む末の王子が頼もしいです。
金のりんご、金の鳥、空飛ぶ馬、絹よりも薄い花嫁衣裳など、幻想的なアイテムも魅力的です。
あとがきで、ブルガリアの昔話の特徴も知り、その歴史が昔話を豊潤にしていることがわかり、
昔ブルガリアの合唱曲をしたときに感じた独特の世界観の源を感じました。
小学生くらいから、独特な味わいを体感してほしいです。