アマゾン(米国)の読者レビューで「これは私の思い出・宝物」という投書や感想が圧倒的に多いな〜と感じていた絵本。ボロボロになっても大事にしていると書いている人が多く、邦訳でも見かけていたのでいつか絶対手に入れたいと思っていました。特に小学生や中学生の感想を読むと、どれだけこの絵本と楽しく過ごしたのかがよく伝わってきて、息子にも同様に体験して欲しいなと思っていました。そう考えると英語版の方がよかったのかも知れませんが、邦訳でも十分楽しめホッとしました。
「これ、楽しい〜!!」が読み始めた直後の感想第一声。うれしそうに手紙を取り出す笑顔が印象的でした。最初が『3匹のくま』次が『ヘンゼルとクレーテル』の魔女、『ジャックと豆の木』の大男……と童話の主人公たちが次々と登場します。韻を踏んでいるし、英語文化に馴染みの深いキャラクターがおおぜい登場することから、原書の方が楽しめる度合いは強いでしょう…。と思いつつも、佐野洋子さんの邦訳に感心しながら読み進めました。人気の秘密は手紙の入った仕掛けだけでなく、言葉にまつわる工夫も絶妙というところですね。アマゾンの読者レビューで大人たちが虜になっていたことに納得です。
この絵本、8歳のお誕生プレゼントに贈られる女の子が多いようです。その理由は、どうぞ読んでみてください〜。
息子に同シリーズのクリスマス版を見せると、「わあ〜、まだあるの?」と大喜び。(クリスマスプレゼントという手もあったのですが…。)この感想は、クリスマス版として投稿します。
小学校低学年以上のお子さんにおすすめです。