1965年のコールデコット賞受賞作品。
日本では、1974年に冨山堂にて初版、2003年の童話館出版で再刊となっている息の長い作品です。
登場する人物は、おうさまとおきさきさまとぼくの三人だけ。
おうさまとおきさきさまは、ぼくをお城に度々招待してくれるのですが、その度に変わった友達を連れて行きます。
ずっと、その繰り返し。
最後に、ぼくがふたりを招待して、なぜ変わった友達を連れて行ったかの理由がわかるのですが、一寸古めかしい感が否めませんでした。
それと、繰り返しの行為自体は良いのですが、文章が長過ぎ悠長に思えました。
おうさまとおきさきさまの生活のほのぼの感なんかは、とても気にいったのですが、物足りなさが残った作品でした。