「ともだちつれてよろしいですか」という題名のフレーズが妙に気になり、手にしました。古い本ですが、読んでみると古さを感じさせないおしゃれで品のある作品でした。
おうさまとおきさきさまに、日曜日のお茶に招待された男の子。「ともだちつれてよろしいですか?」と聞くと、「いいともいいとも、わたしたちのともだちのともだちならだいかんげいじゃ」と言ってもらえます。男の子は次々と風変わりな友だちを連れて行くのですが、おうさまとおきさきさまはビックリしながらも受け入れてくれ、また次の日の食事に招待してくれます。
リズムのある繰り返しの文章が心地よく、次にどんな「友だち」が登場するのか、ワクワクしながら読み進められました。おうさまもおきさきさまも男の子もみんなお茶目で、とても気持ちのよい絵本です。