「のんのんのんた」とはこれまたかわいい名前だけれど、これは「のろまの」のんた、「のんきな」のんたの「のんのん」だったんですね。
のろまなだけじゃなく、気もやさしかったのんたは、いつの間にか、獲物としてつかまえたはずのうさぎとの暮らしが楽しくなってきて...
この話、オオカミとヒツジが仲良しになってしまった「あらしのよるに」とちょうど似た感じ。
たいてい、何かをつかまえて食べる役どころのオオカミやキツネなんていうのは「悪者」扱いで...
でも、人それぞれじゃないけれど、時には、こういうやさいいきつねがいてもまた楽しいよねっていう本です。