いつも読むとほんわか優しい気分にさせてくれる「メルローズとクロック」
シリーズの、最初のお話。
ふたりがどうやって出会ったのかが語られます。
クリスマス目前の街。
最近この街で暮らし始めたいぬのメルローズと、サンタを見たくて
やってきたワニのクロック。
周りはにぎやかなムードなのに、ふたりともひとりぼっち。
でも、美しい音楽に誘われてやってきたスケートリンクで
ふたりは出会い、仲良くなっていくのです。
黒ではなく、ブラウンの色鉛筆(だと思います)で描かれたラインは
温かみがあって、
色使いもカラフルながら優しい。
人間でいっぱいのデパートやレストランに、いぬとワニがいるのが
ちょっと不思議な感じですが、それも絵本のよさかと(笑)。