図書館で、この絵本を手に取って、
まず、絵の素敵さに目を奪われました。
まるで美術館で絵を見ているようだと感じました。
3人の天使が街の美しい処を見つけては
神様のもとに戻りますが、
3人目の天使だけは神様の言いつけを破ってしまいました。
天使の「約束をやぶってごめんなさい」と正直に謝る気持ち。
でも、他の天使のが羨ましいと思うだろうし、
それでは罰にはならないからと
天使の希望(我がまま)は聞き入れてもらえませんでした。
「宇宙の星では嫌だ」という気持ち。
その嫌な気持ちを仲間に行動として向けてしまった。
最終的に、天使の希望は
別の形でかなえられることになったのですが、
何とも切ない、美しいお話でした。
キリスト教系の幼稚園に通う長男は、
寝る前に読んだこの絵本に何かを感じた様子で
「もう一回読んでほしい」と食いつきました。
「自分が」「自分が」ではダメだよ
お互いの気持ちはちゃんとお話をきいて解りあおうね。
神様はちゃんと見ててくれているよ
と伝えるのにもいいお話かなと思いました。