挨拶、ナゾナゾ、しりとり、文字の成り立ち、詩、手話や点字、書道に絵文字、他の国々で使われている言語など、様々な切り口から「ことば」について考える、そして「ことば」を愉しむ1冊です。
普段、深く考えずに使っている言葉ですが、同じ事を伝えるにも国によって、地方によって、そして人によってそれぞれ言葉の選び方は異なり、発する言葉の1つ1つが自分を作り上げていくのだと改めて気づかせてくれました。
もっと言葉を大切にしたい。
美しい言葉と美しい内面を持てるよう心がけたい。
もっと色々な言語を知ってみたい。
消えゆく昔の美しい言葉を、子供達にも知ってもらいたい。
あとがきに「一人の教師の心と体にいくばくかの影響を与えることのほうを、むしろ望んでいるかもしれません」とありますが、確かにこの1冊を読んだ事のある先生の授業と、そうでない先生の授業では、根っこの部分が違うのではないかなと思います。