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バムとケロのそらのたび」 BKMFウォッチャさんの声

バムとケロのそらのたび 作:島田 ゆか
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1995年10月
ISBN:9784894230927
評価スコア 4.82
評価ランキング 211
みんなの声 総数 319
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  • 保護者、大人向けのコメントです。
    (ネタバレ含む)

    なぜ、おじいちゃんはわざわざ手紙を書いて自ら誕生日にバムとケロを招待したのか(普通の人間なら、相手が当事者にお祝いしてサプライズなりするが、逆に自分で誕生日に大切な人を誘って自らパーティするなんて考えない)。
    推測として…
    @前作「バムとケロのにちようび」で出てきただいじなほんを読んだことをバムがおじいちゃんに伝えた
    (よほど大事にしてるということは作者はおじいちゃんか?)
    A@を知ったおじいちゃんが、何ならバムもやってごらんなさいと思い、組み立て式飛行機を送ってくれた
    (通訳するとわしの家に来い、飛行機は自分で作れって、案外カオス?!)
    Bバムの家系の伝統で飛行機の操縦をさせ、バムの家からおじいちゃんの家まで無事辿り着けるか試された
    (いわば大人への階段。辿り着いたことでおじいちゃんからバムが一人前の存在として認めようとしたかったから、その証拠に最後のページには自らの操縦の長旅ですっかりクタクタになったバムの鼻をなでるおじいちゃんが「よくやった」と讃えるように見えるから)
    C80歳と高齢の為、もしかたら余命あとわずかで愛孫(?)であるバム、さらに愛孫以上に溺愛してそうなケロに元気なうちに会いたかったのと、最後の誕生日になるかもしれないと悟り、Bの欲望も兼ねて誘った
    (現にこの作品以降、おじいちゃんはおばあちゃんも含め、一切登場してない)

    もし、Cの理由なら、次作以降バムとケロの家に置いてある、おじいちゃんが作ってプレゼントしてくれたバムとケロの木彫り人形が形見になってしまうし、哀れ誘う物になる恐れが大きくなりますからね…。もっとも、このシリーズは、そんな悲しい思いにさせる為に作った訳でないことは言うまでもないですが。


    以上、勝手な推測を挙げましたが、決してこれは主な購読層である幼児には絶対に伝えないでください。
    あくまで大人視点で読んだ感想です。ママ友会や大学文学部のゼミ、絵本研究等では遠慮なく話題にしても良いですが…。

    投稿日:2022/02/25

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