まゆシリーズ、最近になって読み始めました。
とっても微笑ましくなるお話でした。
やまんばの娘のまゆが、迷子のイノシシの子のお母さん替わりをするお話。
うりんこの為に、ご飯を作ってあげたり、おんぶして寝かしつけてあげたり。そのたびにまゆは「おかあちゃんて・・・」とお母さんの気持ちを考えます。
まだ小さいまゆが、一生懸命うりんこのお母さん替わりをしている姿を見ると、健気で微笑ましくて、特にうりんこを寝かしつけて自分も一緒に寝てしまった姿なんて、ほんとに可愛くて抱きしめてあげたくなっちゃうくらいです。
娘のお気に入りの場面は、うりんことまゆが一緒になってどろんこ遊びをする場面。こんな思い切ったどろんこ遊びは普段やりたくてもやれないですよね。
娘はケラケラ笑いながら眺めていましたが、ちょっと羨ましそうでした。
そして頭の先から足の先までどろんこで帰ってきたまゆを、何のためらいもなく抱きしめてあげるまゆのお母さんに感動しました。
自分だったら・・・と反省しながら。
お話を読んだ後、何だかあたたかい気持ちになれる、素敵な絵本です。