いろいろなむれが登場します。
その中に、一匹だけ毛がなかったり特徴が違うものが混じっています。
何やら、はじめは楽しい間違い探しのようにも感じさせられる絵本ですが、実はこの絵本、読んでいくうちに、もっと大切な何かを気付かせてくれようとしていることに気付きます。
きりんは首が長くて当たり前・・ではない。
規則正しく歩いている中、一羽だけ走っている鳥など・・
固定概念にとらわれて、こうあるべきと決めているのはもしかしたラ大人の方かもしれませんね。
そして、読み進めていると、あれ?どれが答えなの?
読者に答えを決めさせてくれるようなページもあります。
ここも素敵で新鮮でした。
別にこれが正解だと決まっていない!
自分がこれ!と思ったものが正解なんだよ。
押しつけがましくなく、自然な形でいろいろな違いを感じさせてくれ、そしてそれでいいんだよ。ということに気付かせてくれました。
最後のカラフルなページ!!!
思わず心もカラフル♪な気もちに。
心温まる一冊。小さな子どもでも何かを感じ取ることができるのではないでしょうか。