最もポピュラーな妖怪のひとつである「ゆきおんな」。
誰でも知っているようでいて、実際に本で読んだりはあまりしていないかもしれませんね。
まだまだ残暑が残る9月の読み聞かせ(小4)で、「少しは涼しくなるかもね」と、季節はずれを狙って読んでみました。
朝の爽やかな気分を払うように、少し声の調子を落としながら、ゆっくりと陰気に読んでみました。
怪談話などに興味が盛んな年ごろだからか、効果があったようで、かなり好評でした。
宇野亜喜良さんの描くゆきおんながとても艶やかで、かつ妖しく恐ろしい姿にぞくっとしてしまいます。
お話はすこしの方言が混じっているので、それもまた、読み聞かせ向きかと思います。
標準語にはない味わいが、お話の恐ろしさを盛り上げてくれていますね。