まずカラフルで楽しそうな絵に引き込まれますが、そのイラストをよ〜く見ると、お話の伏線が隠れていたり、前のシリーズが思い出されたり、ダジャレやもじりが溢れていたり...まるで謎解きのような、はたまた宝探しのような絵本です。カメダコーヒーのカメラテなどなど、もしかしたら子ども以上に大人がくすくす笑ってしまうところもいっぱいです。英語の表記もたくさんあって、海外旅行にも役立つカモ!?ゆうらんせんとしてお仕事中のカルガモが、子育て中のため「コガモたちもごいっしょさせていただきます」と言って、子連れ勤務?する姿も、働くママパパを応援してくれている感じがして大好きです。あれ?コガモたちも何か背負っているようだけれど何かな?と思ったら、この謎が最後のページで明かされます。えっ?これはワークライフバランスを語った本ですか?ワーケーションの走りですか?なんて思うのは考え過ぎですが...子どもも大人もとことん楽しめる一冊です。次のシリーズも待ち遠しいなあ。