本文に入る前に、まず扉の次の見開きいっぱいに描かれた森の絵に釘付けになり、じーっと細かいところまで目を凝らして見ていた娘。
「これって、もしかして、隠し絵じゃない?」と言って、林の奥に何やら動物の影らしきものを発見しました。それが隠し絵かどうかはわかりませんが、続けて、前面に描かれている小さな動物たちの姿を次々と見つけ、喜んでいました。
本文を読み始めると、お話のおもしろさにもう夢中!
笑っている間にどんどん物語は進んでいきます。
そして、オオカミ、キツネと登場したところで、突然、思い出したかのように、森の絵に戻って、
「わかった! この絵の中に、登場人物が順番に描かれてるんじゃない? オオカミ、キツネで、次はアナグマのところに行くんだよ!」と、
嬉々として話してくれました。
お話の楽しさもさることながら堀内さんの絵が最高に光っている作品。この絵なしには、お話のおもしろさも語れませんね!