夜の間に、ひとつひとつと木を刈り込んで、動物たちを造っていくおじいさんは何をしたかったのでしょう。
ひとつひとつ、町の木々が変わっていくことで、住んでいる人たちの心も変わっていくことが感じとれました。
秋が来て、冬が来て、木の葉が落ちて動物たちが居なくなっても、また春が来て、動物たちが形崩れていても、人たちの心にはあの記憶が残っているのでしょうか。
刈り取り方を覚え、刈り取りばさみをプレゼントされたウィリアムのこれからが楽しみです。
漠然としていて不思議な絵本ですが、私の心も刈り込まれたようです。